1,000万円貯めた人って、どんな人?見た目は?家の中はどうなっているの?いつもどんなことをしてるの?……気になりますよね?。1,000万円貯められるかどうかのヒミツがそこに隠されているかも?

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、1,000万円貯めた人の特徴を解説します。

特徴1:見た目はスリム体型で身ぎれい

お金の管理も体重の管理も「管理」という点では共通しています。1,000万円貯めた人はお金の管理ができる人なので、「管理」つながりで、自分の体重の管理も上手。スリム体型の人が多い傾向があります。

また高級コスメやブランドファッションにお金をつぎ込むことはありませんが、自分なりのオシャレを工夫しているのも特徴。メイク、ヘア、洋服、靴、バッグ、アクセサリーなどに、さりげないセンスのよさが光っていることも。

買い物するときは、コスパを考えて、妥当な金額で必要なものを買う「選択眼」を持っています。

特徴2:家の中はものが少ない

ダイニング ルーム

貯めている人はほぼ100%といっていいほど、持ち物が少なく、家の中が整っています。反対に、なかなかお金が貯まらない人はものが多く、家の中がゴチャついている傾向が。ものが多いというのは、それだけ買っているということ。お金がものに変わってしまっているので、お金は残らず、ものが残るという結果に。

貯めている人も、かつては「家の中にものがあふれていた」という人も少なくありません。家を整えたらお金が貯まり出したのか、お金が貯まって気持ちに余裕ができたから、家の中を片づけたのか、順番はわかりませんが、ものを減らすこととお金が貯まることには関連性がありそうです。

特徴3:貯めている人は自分が好き

家でコーヒーのマグカップを保持して呼吸の女性

今どきの言葉でいうと「自己肯定感」が強い傾向があります。自分や家族が、居心地のいいように家を整え、楽しいことにお金を使い、安心して暮らせるように将来に向けてお金を備える……ということです。

おうちが好きなので、ステイホームもストレスなし。ひとり時間に欲しいもの、やりたいこと、行きたいところ、なりたい自分などをノートに書いて、夢と目標を少しずつ実現させていくのが貯まる人。「1,000万円貯める!」というのも、そのひとつです。

特徴4:ママ友とのつきあいもほどよいディスタンスで

貯まる人はひとり時間が好きなので、ママ友とのおつきあいは大切にはしますが、ダラダラ、ベタベタはしません。

「仲間外れにされるのがイヤだから」とか「みんなと同じのほうが安心だから」という理由で、おつきあいを継続させることはありません。

またなかよしのママ友とも「よそはよそ、うちはうち」と考えて、ほどよい距離感をキープ。「〇〇ちゃんちは、連休にどこに行った」「〇〇ちゃんが塾に行き始めた」など「隣の家の芝生の青さ」にココロを乱されることが少ないので、気持ちのいいおつきあいができます。

特徴5:短期目標と長期目標を持って貯める

牧草地で遊んでいる父と母と娘

貯める目的が、子どもの大学資金や老後の備えといった長期目標だけだと、貯めるモチベーションがダウンしがち。将来に備えてお金を貯めることは大事ですが、今の生活を楽しむことも大事。

「前から欲しかったソファを買う」「子どもの誕生日にホテルステイする」「ペットショップでひと目惚れした犬を飼う」など短期目標も設定して、楽しみながら貯めています。

まとめ

1,000万円貯めた人は特別に収入が多いわけでも、極端にお金を使わない人でもありません。フツーに生活して、今の暮らしを楽しんでいる人。貯めた人の真似をすることで、貯まり出すきっかけをつかめるかも。真似できそうなことから、ぜひ試してみてください。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。