家中、物だらけだった元・片づけ下手でも、今は好きな物に囲まれて快適に暮らしています♪カゴやザルで見せながらおしゃれに収納&体と心を整えることを最優先にした「好き」しかない家をご紹介します。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 tさん(山形県 54歳)
長男と長女は独立し、夫(59歳)と2人暮らし。パート勤務。遠方に住む長女と休みを合わせ、全国の陶器市や古道具店を回るのが楽しみ。趣味は庭いじり。インスタグラム@zenshiroh_zenzen

◎HOUSE DATA◎
持ち家、平屋一戸建て/築10年/3LDK(115平米)

元・片づけ下手でも暮らしを見直して今は「好き」しかない家

子育てが生活の中心だった30~40代は、自分のことはいつも後回し。

「夫はずっと単身赴任だったので、長いことワンオペ育児。長男は地域のサッカーチームに所属していて、土日は朝から晩まで試合の送迎や付き添いでバタバタでした」。

当時住んでいたアパートは家中、物だらけ。とくにキッチンはいつも散らかっていて、苦手な場所だったそうです。そんなtさんの暮らしも、時間の経過とともに変わりました。

「この家を建てた後、長男と長女は家を出て、今は夫と2人暮らし。自分のために使える時間が増え、自分の好きな物を集める楽しみもできました」。

“好きな物”に囲まれる暮らしは快適で、今はキッチンが大好きな場所、とtさん。

「今、夫と第2の人生を楽しんでいます」。

カゴやザルで「見せながら」しまう

素材に統一感があると置きっ放しでもごちゃついて見えない

よく使う器や道具はキッチンに置いた竹カゴに収納。「量が多めでも、自然素材で統一されていると、サマになります。インテリアを兼ねた、ゆる収納です」。

生活感のある紙類も温かみのあるカゴなら全部、隠れる

大きな深いカゴは、実は紙類の収納場所。ノートもチラシも、紙ならなんでも入れていいことに。「ストールを掛ければ中身が隠せます」。

急な来客時はリビングに置いたバスケットを物の避難所に

「急な来客時は、テーブルの上の物をフタつきバスケットにざば~っと入れて隠します(笑)。ごちゃつく物の避難場所があると便利」。

体と心が整うことを最優先にする

朝一番に「好きな家事」。それだけでいい1日の始まりに

時間をかけて集めた大切な器。夜洗って乾かした器をそれぞれの定位置に戻すのが、朝一番の家事。大好きな器に触れ、エネルギーをチャージ。

献立に迷ったら「オーブン焼き」。手軽なのに見た目が華やか

「夕食は野菜多め&肉少なめ。夫も好きなのでよくオーブン焼きを作ります」。野菜やベーコンを鍋に詰め、オリーブ油をかけて焼くだけ。味付けは塩のみ。

運動も兼ねて10日に1度、床の水拭き。洗剤なしですっきり

「床を水拭きすると、気持ちもさっぱりするんです」。洗剤は使わず、固く絞った雑巾で拭くだけ。「10日に1回程度、運動も兼ねてしっかりとやります」。


※紹介した物はすべて私物のため、現在は取り扱いがない場合があります。お問い合わせ等はお控えください


参照:『サンキュ!』2024年3月号「『家時間』を楽しんでる人の暮らしルール」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。撮影/キムアルム 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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