使うシーンにあわせてアイテムをそろえれば、すべてはミニマムに収まるんです。靴は3足、夏のワードローブはなんと5着!ファミリークローゼットに家族5人分を収納する、ミニマリストの厳選された持ち物をご紹介します。

<教えてくれた人>
ミニマリスト 尾崎友吏子さん(大阪府 50代)
夫、長男(大学生)、二男(高校生)、三男(小学生)の5人家族。建設コンサルタントに勤務。ブログ「小さく整う暮らし」。著書『ミニマリストの持ちもの帖』(NHK出版)。

◎HOUSE DATA◎
3LDK(約70平米)/分譲マンション

エントランス

キャビネットには、家族全員分の靴と、鍵やティッシュなど外出時に必要な物を収納。表に出していいのは、1人につき1足の靴だけ。

【靴】使うシーンに合わせてそろえれば、ミニマムに収まる

ステキな靴はたくさんあるので、見れば何足でも欲しくなってしまうもの。でも外出シーンは限られているので、「どんなときにはくか」を考えれば数をしぼれます。

3足

春夏、通勤、お出かけ用

通勤、スポーツ用

秋冬、雨天、トレッキング用

【エコバッグ】タオルにもなるコットンの風呂敷をエコバッグに

バッグの中でかさばらず、タオルにもなる"コットンの風呂敷"をエコバッグに採用。「結び目の位置を変えれば、買い物の量に合わせて大きさも変えられます」。

風呂敷の表面を内側にして三角に折り、片方の角を1つ結びにする。

もう片方の角も、同様に結ぶ。

結び目を内側に入れながら、表面が外側に出るように裏返す。

購入した商品を袋に入れて、残った角を結べば完成。

ファミリークローゼット

家族全員分の服は、1カ所につるして収納。人別に仕分けるために部屋をあちこち移動する手間がなく、家族も家事に参加しやすい。

【服】結局、自分が本当に「着心地がいい服」って数はそんなにない

服はたくさんあっても、結局手に取る物は限られるもの。肌ざわりがよく、組み合わせやすいシンプルなデザインにしぼれば、自然とミニマムに。「数が少ないと服の総入れ替えもラクなので、毎年新品を着ることもできます」。

夏のワードローブは5着

【バッグ】今は"ラク"に持ちたいからリュックを採用

数年前から、本革や金具のついたバッグは「重い」と感じるようになり、リュックを愛用。「今の自分が使いやすいかを優先します」。

今の尾崎さんが選ぶバッグの条件

1. パーツが少ない
2. 軽い
3. 一瞬で閉められる

【アイロンマット】収納いらずで、好きな場所で自分都合で広げられる

脚つきのアイロン台は、使うのも収納するのも場所が必要だけど、マットタイプなら省スペースでOK。「使うハードルが下がると、少しのしわも妥協せず解消できるから暮らしの質が上がります」。

参照:『サンキュ!』2021年10月号「物が増えない家徹底解剖スペシャル」より。掲載している情報は2021年8月現在のものです。撮影/片岡祥 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部