日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

紫色じゃないものも!じつは食べられる?難読漢字「菫」はなんて読む?

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

今回の漢字は「菫」。パッと見て、「『謹賀新年』の『謹』の左側がないやつだ」と思った人がいるかもしれません。

よく見ると、少し違うのですよ。「謹」から「ごんべん」を取ったものと比べると、1画多いのですよね。「くさかんむり」の下に横棒が1本入っているのが確認できるでしょうか。

「くさかんむり」がついていることから、植物だということはわかると思います。1つヒントを出すとしたら、「紫」のイメージがあるものですよ。

さて、なんと読むかわかりましたか?

正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。














正解は……

紫色じゃないものも!じつは食べられる?難読漢字「菫」はなんて読む?

正解は「すみれ」でした!

スミレ科の多年草です。春になると、道の端のほうでひっそり紫色の花を咲かせているのを見かけますね。

「すみれ」という独特の響きの名前は、大工が木材に線を引くのに使う「墨入れ」と言う道具に似ていることからきています。

「紫色の花を咲かせている」と書きましたが、実際には種類によって花の色が変わります。シコクスミレやマルバスミレなどは白い花、オオバキスミレやシソバキスミレなどは黄色い花を咲かせるのです。

パンジーやビオラがスミレの仲間だといえば、納得いくかもしれませんね。

かわいいけれどさほど目立つわけでもなく、地味なイメージのスミレ。じつは食べることができる花だと知っていましたか?

葉や芽はもちろん、花も食べることができます。

花は砂糖漬けにしてお菓子の飾りに使うとか。そういえば私も古い料理本の中で、スミレの砂糖漬けを飾ったケーキの写真を見た記憶が…。

今では見かけないスミレの砂糖漬け、探してみたらネットで買うことができるようです。春を感じるお菓子づくりに利用してみるのもありですね。


というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。