古道具や思い出の品など、お気に入りの好きな物を家中に散りばめています。テーブルの上には季節の草花を飾ったり、暮らしを楽しむ工夫がいっぱい。ホッとするひとときを過ごせる家時間を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 tさん(山形県 54歳)
長男と長女は独立し、夫(59歳)と2人暮らし。パート勤務。遠方に住む長女と休みを合わせ、全国の陶器市や古道具店を回るのが楽しみ。趣味は庭いじり。インスタグラム@zenshiroh_zenzen

◎HOUSE DATA◎
持ち家、平屋一戸建て/築10年/3LDK(115平米)

美しい実用品たちを家中に散りばめる

古道具の小引き出しによく使う時計やアクセを

収納場所に迷いがちな、普段使いのアクセサリーや時計は、仙台の古道具店で買った小引き出しにIN。「インテリアと実用を兼ねた、お気に入りの1つです」。

祖父母も愛用したケヤキのお盆。思い出の品を毎日そばに

昔から祖父母の家にあった古道具のお盆。「祖母から譲り受け、今はわが家で大切に使っています。長い時間を経て味わいが増したお盆は、格別な存在感」。

おもてなし用の茶器はショーケースに並べて選んでもらう

7年前、地元の古道具店で一目惚れして買ったケースは、元々パン屋さんで使われていた物。「来客時はお好みの茶器を選んでもらい、お茶を淹れています」。

お気に入りの器は金継ぎをして長く愛する

「器好きですが、扱いが雑で欠けちゃうこともよくあって(笑)」。そんなときは近所のカフェ主催の「金継ぎワークショップ」で修理。

収納場所にも、飾る場所にもなる長椅子って便利

帰宅後バッグを置く場所であり、絵や雑貨を飾る場所にもなる長椅子。「もちろん座ることもできるので、多目的に使える家具としておすすめです」。

キッチンカウンターはまめに模様替え。部屋の景色も気分も変わるから

「そのときの気分で置く物や並び順、飾る花を変えています。短時間で印象がパッと変わり、いい気分転換に」。リビングからキッチンを眺めるのも、またしあわせ。

さわやか
ほっこり

「#暮らしを楽しむ」工夫をあちこちに

テーブルの上にはいつも季節を感じる草花を

食事のとき以外、テーブルの上は草花だけにして季節を楽しむ空間に。庭の花を生けたワイヤー花器は、フラワースタイリストでワイヤー作家の増田由希子さんの作品。

「眠る前のココアぐつぐつ」を大切に続ける

眠る前に純ココア+牛乳+砂糖少々をぐつぐつ煮て飲むのは、長男が小学生の頃からの習慣。「体がポカポカ温まり、おかげさまで夫婦2人、風邪知らずです」。

優しい灯りを取り入れてオフタイムもゆったりと

夕食を食べ終えたら、部屋に優しい灯りを。「お気に入りの光に包まれると心が落ちつきます」。chikuni(チクニ)の角台座照明を愛用。

寒い日はお気に入りのポケットショールにすっぽり包まれて

「北欧のテキスタイルメーカー“ラプアンカンクリ”のポケットショールは暖かくて、守られているような安心感が」。ポケットは手袋がわりにもスマホ入れにも。

愛用のカゴたちを窓ぎわに並べていっしょに日向ぼっこ

天然素材のカゴはカビやすいから、ときどき洗って窓ぎわで乾燥。「大切な物だから、お手入れしながら長く使いたい。どのカゴもいまや家族のような存在です」。

※紹介した物はすべて私物のため、現在は取り扱いがない場合があります。お問い合わせ等はお控えください

参照:『サンキュ!』2024年3月号「『家時間』を楽しんでる人の暮らしルール」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。撮影/キムアルム 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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